保育士になるためにはどんな資格がある?国家試験の難易度などご紹介します

保育園などで子どもたちのお世話を担当する「保育士」として働くには、専門資格の取得が必要です。資格を取得して初めて保育士として認められ、就職を叶えられます。逆に言えば、どれだけ豊富な知識と高い技術を持っていても、保育士の資格がないと正式に働くことはできません。保育士を目指すのなら、まず資格について正確に把握することが重要です。
本記事では保育士になるために必要な資格と、取得の方法について解説します。これから保育士を目指す人は、資格取得に向けた準備を進められるように、以下の内容を参考にしてください。

保育士に必要な資格とは?

保育士になるには、国家資格である「保育士資格」の取得が条件です。保育士資格を取得することで、保育士の採用面接を受けられるようになります。保育士を目指すのなら、保育士資格の取得に必要なプロセスを理解し、準備を進めていくことがポイントです。

保育士資格を取得する方法とは?

保育士資格を取得するには、「指定保育士養成施設を卒業する」もしくは「保育士試験に合格する」といった2つのパターンがあります。一般大学や保育以外の専門学校などを卒業した人は、保育士試験に合格することで保育士資格を取得できます。また、高卒や中卒でも、定められた期間の実務経験を積むことで、保育士試験の受験資格を得られます。高卒の場合には2年以上かつ2,880時間以上、中卒の場合には5年以上かつ7,200時間の実務経験が必要です。これらの条件をクリアしていれば、大卒者や専門卒者と同様に保育士試験を受けられます。

保育士試験は独学でも合格できる?

保育士試験の受験条件は、上記で解説したように「大学や専門学校の卒業」および「所定の実務経験のクリア」となっています。そのため保育士を目指す際には、独学で勉強して試験の合格を目指すことも考えられます。独学は自分で勉強のタイミングやペースを調整できるため、上手くいけば自分に合った形での効率的な学習が可能です。一方で、学習モチベーションを維持するのが難しく、実習などで実践的なスキルを身につける機会が少ない点がデメリットです。独学で学ぶ場合には、しっかりと学習スケジュールを構築し、保育士試験に合格するための知識・技術を的確に学ぶ準備が求められます。

保育士試験の概要について

保育士試験は、1年に2回実施されている国家試験です。4月の前期と10月の後期に実施されるため、どちらのタイミングで受験するか事前に決めて、スケジュールを調整するのがポイントです。どちらの試験も内容や難易度は変わらないため、準備が完了した段階で試験に臨むのが基本となります。

保育試験には筆記と実技の2種類がある

保育士試験には、「筆記試験」と「実技試験」の2種類があります。まずは筆記試験を受験し、合格した人のみ実技試験に挑戦できます。両方の試験に合格することで、保育士資格の取得が実現します。

保育士試験の筆記試験では、以下の項目が試験範囲となります。

・保育原理
・教育原理および社会的養護
・子ども家庭福祉
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論

上記の科目から出題され、全160問を解く必要があります。各科目で100点満点中60点以上取得することが、合格の条件となります。すべての科目で6割以上の得点が必要になるため、出題範囲は余さず勉強することが求められます。また、1度合格ラインをクリアした試験科目に関しては、その後3年間(合格した年を含めて)は再試験が免除されます。さらに、対象施設で対象期間内に一定の勤務期間および勤務時間の従事を行った場合には、最長5年まで期間が延長されます。
実技試験は、「音楽に関する技術」「造形に関する技術」「言語に関する技術」のなかから、2つを選んで試験に臨みます。どの分野を選ぶかは自由なため、自分が得意とする領域で挑戦するのが基本です。
参考:https://www.hoyokyo.or.jp/exam/qa/exemption.html

保育士試験の難易度は?

保育士試験の合格率は、例年20%前後となっています。国家試験のなかでも、比較的難易度は高い試験だと言えるでしょう。そのため独学だけで合格するのは難しく、何年もかけて資格取得を目指すケースも珍しくありません。保育士試験を通して保育士資格を取得する場合には、難易度の高い試験に挫けない精神力が求められます。

保育士資格は更新が必要?

保育士資格は、取得後に更新の必要がありません。各都道府県の保育士登録簿に登録すれば、その後保育士として働き続けることが可能です。更新のために勉強し直す手間がかからないため、仕事に役立つスキルや資格の取得に時間を割ける点がメリットです。また、結婚や出産などライフステージの変化によって退職しても、更新が不要なため再就職がしやすいです。長期的に活用できる資格として、保育士資格は注目を集めています。

保育士資格の取得なら専門学校がおすすめ

保育士資格をスムーズに取得するのなら、指定保育士養成施設に認定されている専門学校への進学がおすすめです。指定保育士養成施設の専門学校では、保育に関する専門知識・技術を学べるカリキュラムが用意されています。充実した実習も行われているため、実践的なスキルも的確に習得可能です。また、所定の授業を修了することで、卒業と同時に保育士資格を取得できる点が大きなメリットです。保育試験を受ける必要がないため、試験勉強に使う時間をほかのリソースにあてられます。最初から保育士を目指して進学するのなら、指定保育士養成施設の専門学校を選ぶと良いでしょう。

誰でも卒業と同時に保育士資格が取れる?

指定保育士養成施設であれば、誰でも卒業と同時に保育士資格を取得できます。必要なカリキュラムを履修し、卒業に必要な条件を満たせれば、問題なく保育士試験の取得が叶います。そのため高校卒業からストレートで専門学校に入った人だけでなく、社会人から再進学した人なども、スムーズに資格取得を目指せます。

まとめ

保育士になるには、保育士資格の取得が条件となります。保育士資格は国家試験である保育士試験に合格することで取得できますが、その難易度は高く、独学で取得するのは簡単ではありません。そのため保育士を目指すのなら、指定保育士養成施設に該当する専門学校に進学する方法がおすすめです。
指定保育士養成施設の専門学校であれば、卒業と同時に保育士資格を取得できます。卒業までの期間で保育士として働くために必要な知識・技術を効率良く学べるため、高い能力を保有する人材として就職を目指せます。

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